お弁当箱のデザインの流行は、時々やって来る。
本来「食品を持ち運ぶ蓋付き容器」というシンプルな役割なので、毎年毎年目まぐるしく、というわけにはいかないが、それでもこれまで、わっぱやスープジャー、USBで保温、超薄型など、数年に一度ブームがあり、それが定着していく。そして2024年、久しぶりに流行したのが「おにぎり型弁当箱」だ。
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これまでの主流は「おにぎり専用ケース」
おにぎり用の弁当箱(ケース)は、前からあった。多かったのは、1個を入れる専用ケースタイプ。蓋の部分が三角屋根のようになっていて、おかず容器の上に個包装したおにぎりを乗せて収納できるタイプのお弁当箱もあった。

①Sabu ムームーおにぎりケース(200ml)
ご飯茶碗1杯分(150〜160g)入る。コンビニおにぎり110グラム程度に比べ、1.5倍近いサイズ容量。
②シリコンおにぎりケース
コンパクトに見えるが、パンパンに詰めると150グラムぐらい入る。そのまま冷凍、レンジ加熱できる。
③GEL-COOL 三角おにぎりケース(180ml)
フタが保冷剤内蔵タイプ。その分フタに厚みがあるので、他のものに比べて容量が小さい割に大きめ。
流行は、おにぎり2個分容量500ml未満サイズ
昨年から今年にかけてお弁当箱箱売り場で頻繁に見かけるのは、おにぎり2個を入れられるデザインのもの。
手元にあるお弁当箱3つを比較してみると、容量はどれも500mlに満たない、ちょっと小さめのお弁当箱サイズ。
三角形のおにぎり型に仕切られていて、おにぎり2個またはおにぎり1個とおかず少しをまとめて入れられる。三角おにぎりをつぶさずに持ち運べ、カバンの中に入れても邪魔にならないサイズ感。

①が、おにぎり型弁当箱の先発組で、ここから人気に火がついた感じ。

<大きさを比較>
① 18 x 9.9 x 5.2cm(約96g)※付属の押し型除く
② 18 x 9.1 x 5.4cm(約126g)
③ 24x 9.5 x 3.6cm(約226g)※付属の仕切容器除く
軽さはダントツ①。薄さは、薄型に特化したフードマンシリーズ③がやっぱり一番薄い。

<お弁当箱の特徴>
① 専用の押し型付きで、ふんわりおにぎりがつくれる。フタにパッキンがないので洗いやすい。密閉性はなく、汁気のあるおかずはNG
② おにぎり2個+小さいおかず入れのスペースつき。蓋の開閉がもっともスムーズで、子どもでも使いやすい。フタにパッキン付きなので、密閉性も多少アリ。
③ 取り外し可能な専用の三角形の仕切りつき。おにぎり、というよりも三角形のおかず入れ、といった感じ。密閉性はダントツで、縦にバッグにいれても大丈夫。
結構悩む「おにぎり弁当」の盛り付け
おにぎりをおかずと一緒にお弁当箱の中に盛り込むのって、意外と難しい。
・おにぎりをお弁当箱の形に合わせて成形する
・食べるときにおにぎりが取り出しやすいように詰める
・取り出したときに他のおかずが倒れてくずれないように詰める
など、実は結構工夫が必要。それなら、とおにぎりを成形したラップに包んだまま詰めると、せっかく衛生的配慮でラップでおにぎりを包んだけど、素手で握ったラップがおかずとくっつくのはいいのか、と悩んだり。
じゃあ個包装のおにぎりに小さいおかずケースにすると、ちょっとかさばるし、個包装のおにぎりは大抵ラップでつつんでいるだけなので、つぶれちゃったり。
盛り付け簡単・持ち運びやすい。お悩みを全部解決
でも、おにぎり型弁当箱なら、そんな心配は不要。
・おにぎりをお弁当箱の形に合わせて成形する
→容器がおにぎり型だから、ラップを被せた上にご飯を乗せてキュキュッと押せば、サイズぴったりのおにぎりが簡単にできる。
・食べるときにおにぎりが取り出しやすいように詰める
→容器が仕切られているから、そのまま簡単に取り出せる
・取り出したときに他のおかずが倒れてくずれないように詰める
→容器が仕切られているから、おにぎりを取り出してもおかずが倒れたりしない
と、お弁当箱がお悩みが解決してくれる。
おかずが少なくてもサマになる!

そしておにぎり型弁当箱の良さは、お弁当に詰めたときに「様になる」ということかもしれない。
おにぎりなら、おかずちょっとで済ませたい日がある。なんなら、おにぎりだけでいい日もある。でもそれだけだと、なんかちょっと寂しげに見えたり。
今日はもうおにぎりだけでいいや、っていう日に、豪華で具沢山で具がたんまり入って外にトッピングされているステキなグルメおにぎりをつくる余裕はない。
この「おにぎりとちょっとのおかず」、例えば唐揚げだけでも、なんか様になるのだ。
おかずナシ、おにぎり2個の時もサマになる。ラップに包んだおにぎりだけをハンカチに包んで持っていくより、つぶれないし、ずっと持ち運びやすい。
握らなくても「おにぎり」感

容器自体がおにぎり型なので、もはやおにぎりを握らなくてもいいかもしれない。
ただごはんを詰めただけで「おにぎり」感が出る。
具がしっかり目立つようにおにぎり握るって、結構難しいけど、これならごはんの真ん中にただ具を置くだけで、それっぽくなる。
おにぎりに何種類もの具を握り込爆弾おにぎり。あれを崩れないようにつくって、しかもそれを一目で伝えるのは至難の業だけど、ごはんに何種類か具を乗せるだけなら、簡単だ。
少食の人や、軽食にちょうどいいサイズ
これまでは、大容量をいかにコンパクトにもっていくか、がお弁当箱の1つの使命だった。
フタをドーム型にして本体の上のスペースで容量を増やせるようにしたり、かさばらないようおかず入れの中子を内蔵型にしてみたり、深さを出して低面積を小さくしたり、食べた後に入れ子にして小さく収めるようにしたり、といろいろお弁当箱は工夫してきた。
しかし、みんながみんな、たくさん食べるわけではない。少食の人もいれば、今日はあまり時間がないからおにぎりがあれば十分という日もある。
遠足の日やテストの日、塾弁などのシーンで、こんなお弁当箱は特に重宝する。しっかりゆっくり昼食をとるわけでなく、なにかの合間に食べるので、手早く、そして限られた時間の中で食べきれる、いつもより少し少なめぐらいがいい。しかもカバンに荷物が多いとき、かさばらないお弁当箱は最高です。
上記で紹介した3つのお弁当箱は、似ているけれど付属品の有無や特徴が違う。それぞれのお弁当箱に実際にお弁当を詰めた様子をInstagramのリール動画で公開しているので、購入をご検討の方のヒントになるとうれしいです。



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