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おかずカップ、どれを選ぶ?(丸型カップ編)


とりあえず買っちゃう「丸型」

おかずカップって、なんとなく買っちゃいますよね。100円ショップ、ホームセンター近所のスーパーの日用品売り場で見かけたときに「あ、一応買っておこう」みたいな。
一番よく買うのは、やっぱり丸型。使い慣れているし、圧倒的にこの形が売られている。私は、いろいろ変形させやすくて使い捨ての紙カップを使っていて、どんなお弁当箱やおかずの形にもフィットさせやすく、洗い残しなどの心配がないのが魅力です。

サイズの違いを見てみよう

・底面の直径が1つの目安

いろいろなメーカーのサイズ記載を見てみると、⚪︎号もあれば、S/M/L もあり。実際に測ってみると、6号=S、8号=M、9号=Lという感じ。

<サイズの違い>
9号=Lサイズ(底面の直径5.0~5.5cm程度)

8号=Mサイズ(底面の直径3 .6~4cm程度)

6号=Sサイズ(底面直径3.2〜3.5cm程度)

こちらは、違うメーカー4社のサイズ比較。
Mサイズ、という表記もあれば、8号という表記もあり。
底面の大きさは3.2cm〜3.4cmでほぼ同じ。
ヒダの多さや側面の立ち上がりの角度に違いがある。

・サイズごとの容量比較

サイズごとに、どれぐらいおかずが入るのかが気になるところ。おかずカップに入れたいおかずは、ソースのついているものや、まとまりにくい細かいおかず。
まずは主菜系ソース付きおかずで試してみる。
ロングセラー、こどものおべんとうの永久欠番「石井のミートボール」を入れてみると

<イシイのミートボールで比較>

9号=Lサイズ…ミートボール6個

8号=Mサイズ…ミートボール4個

6号=Sサイズ…ミートボール3個

Lサイズは、かなりの大容量。主菜は唐揚げやハンバーグ、コロッケなどの形の大きめのものが大きいので、主菜のおかずを入れるならLサイズまたはMサイズ。子どものおべんとうならMサイズ。(Lサイズだとほぼそれだけでおかずスペースが埋まってしまう)

ではつぎに、副菜系まとまりにくい細かいおかずのバターコーンを入れてみる。
副菜系のすきまおかずなので、ここはMサイズとSサイズの2つを使用。

<バターコーンで比較>

8号=Mサイズ…大さじ1.5杯分

6号=Sサイズ…小さじ2杯分

Sサイズでも結構入る。すき間埋めにつかうなら、Sサイズで十分。


 

・カップの深さ

おかずカップを選ぶときにもう1つチェックしたいのは、深さ。特に深めのものは「深型」などと特記されている。これも、サイズ同様に統一された表記の規格はなさそう。

さまざまなメーカーのものを測ってみると、

レギュラーサイズ…高さ2.5cmぐらい
深型サイズ…3.2cm以上
が一般的。
おかずが移動したり、味移りしないようにすっぽりおさめたかったら、深型を選ぶのがよさそう。

<深さの違い>
カップの種類の表記にもう1つ、深さがある。深めのものは「深型」などと特記されている。

例えばM(8号)サイズのものを比較すると、レギュラーが深さ2.5cm程度に対して、深型は3.5cm程度。

<シュウマイで比較>

レギュラーサイズだとちょっと頭が出るぐらいで、深型はしっかりすっぼりおさまる。
唐揚げやシュウマイなど、汁気がなくて形のしっかりした主菜ならレギュラーサイズでおかずを目立たせて盛り付けるのもアリ。

トマトハンバーグなどソース系は、深型を使えば他のおかずにソースが移らないように盛り付けられる。

お弁当箱のサイズに合わせてみる
実際にお弁当に詰めるときのフィット感を比べてみる。使っているカップは、8号(Mサイズ)。

<浅型弁当箱+レギュラーカップ>
子ども用サイズ(深さ約3.4cm)は、ぴったりフィット。
中蓋タイプは特に、フタの部分に高さがなくぴったりかぶせるので、他のおかずも高さがないため、カップが十分おかずの仕切りになる。深型だとちょっとひっかかることも。

<深さ約4cm弁当箱+レギュラーカップ>
ごはんの高さに合わせて盛り付けたときに、カップが沈みがちで、他のおかずとの仕切りにはちょっと足りない感じ。
フタがドーム型(盛り上がった形のタイプ)だと、おかずが移動しちゃうスペースができそう。

<深さ約4cm弁当箱+深型カップ>
ごはんの高さに合わせて盛り付けたときに、カップが沈まず、ソースもしっかりガードして他のおかずとの仕切りになっている。

ドーム型のフタ(盛り上がった形のタイプ)で高さにスペースがあっても、小ぶりなおかずを重ねて盛り付けしたときもカップの中で収まっておかずが逃げにくい。


お弁当の場合は、作ってから食べるまでに時間がある。その間に、味はしっかり麺や具になじんでいくから、そんなに長いこと炒め混ぜ続けなくても、食べる頃にはちゃんとおいしくなっている。

・MとSサイズの深型があれば安心

<最近のお弁当箱は深型が主流>
お弁当箱の多くは、底面を小さくしてコンパクトにしている分、高さ(深さ)で容量調整されている。オーバル型1段タイプは深さ.5cm〜6.5cm、800ml以上の大容量お弁当箱の深さは6〜7cm、スリム2段は浅い方が4~5cm、深い方が5〜6cmと、深型が主流。それに加えて蓋がドーム型になっているものが多いので、8cm近い深さになるお弁当箱も。

<深いは浅いを兼ねる>
おかずカップを使う目的は、

・おかずを盛り付けやすくする
・汁けを他のおかずにうつさない
・おかずがあちこち動かないようにする
・お弁当箱を汚さず、洗いやすくする

こと。個人的なおすすめとして、買っておくなら、深型。サイズは細かいおかずを入れる副菜用に6号(Sサイズ)、油やソースなどお弁当箱が汚れやすいまたは他のおかずに味を移したくない主菜用のに8号(Mサイズ)。

おまけ:カップのサイズ調整のコツ

紙カップのよさは、サイズや大きさを調整しやすいところ。深さや大きさを調整する簡単テクはこちら。

<深さを調節>
思ったよりもカップが深すぎる、そんなときは軽く半分に折って、端を切る。

<大きさを調節>
思ったよりもカップが大きすぎる、そんなときはカップに縦にハサミを入れて周径を小さくする。
汁気のないもの(唐揚げやシュウマイなど)のおかずならこれで他のおかずとの仕切りに

あんまり目立たないけれど、実は日々のお弁当づくりに、なくてはならない存在のおかずカップ。これが使いやすい!というお気に入りの相棒を見つけるヒントになりますように。


毎日のお弁当、詰めている様子を動画でアップしています。おかずカップの使い方を確認したい時はこちら

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