隔月で出演させていただいているNHKラジオ第1の朝のニュース情報番組「マイあさ!」のコーナー『幸せの虹色レシピ』。今回も生放送のスタジオにお邪魔しました。
お話ししたテーマは、「夏バテ対策のカレー弁当」。実はカレーは、夏バテ対策に最適なんです。もともとスパイスは、薬として日本に輸入されていて、それが数種類まざっているカレースパイスは、まさに食べる漢方薬みたいなもの。
スタジオには毎回、テーマに合わせてお弁当をお持ちしていて、今回はターメリックライスとヨーグルトカレーチキン、夏野菜のクミン炒めを詰め込み、野村アナウンサーと福島アナウンサーに食べていただきました。

カレーは体を元気にするスパイスでできている
実際に、カレーにどんなスパイスが含まれているのか、見てみると
【ターメリック(ウコン)】
カレーの黄色のもとになっているスパイス。「クルクミン」という成分が含まれていて、抗酸化作用・抗炎症作用の効果あり。消化促進、肝機能サポート、関節の痛みの軽減、美容効果、殺菌・解毒作用など
【クミン】
消化促進、抗炎症、抗菌、抗酸化作用があり、便秘解消、免疫力向上、美肌、貧血予防などの効能が期待できる。
また、鉄分、ビタミン、ミネラルが豊富
【クローブ(丁子)】
食欲不振、肝機能低下、胃弱、下痢に効果があり
【ナツメグ】
下痢、低血圧、不眠、ストレスなどに効果ある
と、夏バテを解消してくれるパワーを秘めているのがわかります。これらカレーに含まれるスパイスが代謝を高めてくれて、室内のクーラーなどでの冷えで疲れた体を元気にしてくれます。
そして、夏バテに効くのが、疲労回復効果を持つビタミンB1。豚肉に多く含まれているのでポークカレーとの相性は最高です。他の食材ですとうなぎ、玄米、大豆などに含まれていて、これらと組み合わせるとタンパク質も合わせてとれて一石二鳥ですね。
カレーをお弁当で楽しむ方法
【スープジャーを使って熱々を楽しむ】
1つはスープジャーを使って、熱々のものを食べる方法。これは煮込み系のカレーにおすすめです。
カレーはウェルシュ菌などの食中毒が心配です。たくさんつくって長時間保存するとリスクをあげてしまうので、朝作りたてのものをすぐにスープジャーに入れて持っていくのがおすすめです。
スープジャーは保温効果がとても高くて、以前私が実験してみたら、熱湯を入れて予熱したものに出来立ての85度のカレーを入れたところ6時間経っても68度ありました。保温効果が高いことでお肉や野菜がとろ火にでこまれたような状態になり、ほろほろにやわらかくなります。
この保温効果の高さにより、菌の繁殖を防ぐことができます。(スープジャーで熱々の物を食べるときは、6時間以内に食べ切るようにしましょう。6時間以降は、少しずつ温度が下がり、40度前後まで下がってしまうと逆に菌が繁殖しやすくなってしまいます)
【通常のお弁当箱なら、汁気を抑えて、スパイスを楽しむ】
通常のお弁当箱の場合。このときは汁気を抑えるためにも、お弁当には肉や野菜を沢山使った煮込み系ではなく、具をシンプルにしてスパイスを楽しむのがおすすめです。
・ごはんにスパイスを効かせる
パウダーのターメリックとオリーブ油、この2つをお米に少し混ぜていつも通り炊くだけで、 香り豊かでしかも鮮やかな黄色のごはんが炊き上がります。しかもターメリックには、防腐作用もあるから、夏場は特にうれしいですね。
・いつもの料理に加えてみる
いつもの炒め物にちょっと足したり、そぼろを作るときに足してキーマカレー風にしたり。ピクルスをつけるときに入れると、カレー風味が効いていつもと違う味わいを楽しめますし、大根やカリフラワー、うずらの卵などの白い食材なら鮮やかな黄色に染め上がってお弁当の彩りにもなります。
というわけで、お持ちしたお弁当の中身のレシピはこちら。鶏胸肉をヨーグルトとスパイスに漬けて焼いたものです。ヨーグルトの効果で鶏胸肉もパサつかない。
ターメリックには、クルクミンの抗菌・抗酸化作用があり食材を傷みにくくする効果があると言われています。沢山入れると苦味が出るので、ほんの少しでOKです。見た目も黄色く、チキンとの相性もばっちり。食欲をそそります。
ヨーグルトカレーチキンは直接火を使わず、電子レンジでつくりました。焼き色をつけたい場合は、魚用グリルで焼くとおいしく仕上がります。
カレー粉は、まずはふだんお使いのこしょうの代わりに使ってみることで、気軽に味の
バリエーションを広げられます。今年は暑さが長く続いているので、ぜひ無理をせず、シンプルな献立でお弁当をたのしみんでください。
<レンジで簡単ヨーグルトカレーチキンと、ターメリックライス>
材料:四人分
鶏むね肉 1枚(300グラム程度)
プレーンヨーグルト 1/4カップ(約50ml)大さじ3強
ケチャップ 大さじ1
塩 小さじ1/3
カレー粉 大さじ1
おろししょうが 少々
①鶏胸肉を食べやすい大きさに切る。全部の材料を混ぜ合わせて1〜2時間冷蔵庫におく。
②耐熱皿に①を重ならないように並べる。ふんわりラップをして600Wで4分加熱。一度取り出し、肉をひっくり返して、ラップをして再度600Wで3分加熱する。取り出してそのまま冷ます。
※魚用グリルに全体を広げて重ならないように並べ、弱めの火加減で10〜15分ぐらい焼き、完全に火を通す。
フライパンの場合は、サラダ油小さじ2程度を熱して、両面を焼いていく。蓋をして弱めの中火で片面5分、ひっくり返して弱火で6〜7分、鶏肉に完全に火を通す。お弁当の傷みが気になる季節だからこそ、合わせて読みたい⇩
コメントを残す