料理家・弁当コンサルタント
野上優佳子の公式WEBサイト


お弁当の傷み予防法と簡単レシピ(2025/6/5 NHKラジオ第1「マイあさ!」出演)

今朝は、隔月で出演させていただいているNHKラジオ第1の朝のニュース情報番組「マイあさ!」のコーナー『幸せの虹色レシピ』コーナーに生放送のスタジオにお邪魔しました。

今回のテーマは、「食中毒予防」。新生活でお弁当づくりが日課になった方も多いとおもいますが、一番気を付けたいのが、やはりお弁当の傷み。梅雨時期から秋口までは気温と湿度が上がるので、特に心配ですよね。

スタジオには毎回、テーマに合わせてお弁当をお持ちしていて、今回はお酢を加えて炊いたご飯と、梅じそたたみカツ、卵焼き、ナスの味噌炒めを詰め込みました。

【調理前
・買い物したら、すぐに冷蔵庫にしまう。
→菌が繁殖しやすい温度帯(20〜40度)に生鮮食品を置かない
・調理前、手指の消毒、キッチン周りを清潔に。
→食材を出す前に、まずはしっかり。

・手に傷があるときは、調理しない、または手袋を

→皮膚や化膿キズによる黄色ブドウ球菌が増えたときに出る毒素は、熱に強く、通常の加熱調理では死滅しない。ノロウィルスなども60℃程度の湯通しだけでは死滅しないので、体調が悪いときは無理に作らないのも大事。

【調理中】
・肉と野菜を同時に触らない、置かない。

→肉を触った手から他の食品に菌が移る「二次汚染」が起きることがあります。肉を調理した手で蛇口や包丁を触り、そこから菌が移ってしまうケースもあるそうなので、そのリスクを避けるために同時に出さない、というのも手。
限られたスペースでの作業なので、まずは野菜を出して調理し、しまい終わってから、次にお肉を。またはお肉を切るなどの作業は前日の夜に済ませて朝は加熱するだけ、など。完全に切り分けて作業するのがおすすめ。
・加熱調理で、中心部を75°Cで1分間以上の加熱が目安

→肉はもちろんですが、卵も黄身まで完全に火を通す。食中毒菌は熱で死滅するものが多いので、中心部を75°Cで1分間以上の加熱が目安と言われています。生野菜は控える(水洗いしても完全に汚れや菌を落とすのは難しい)
また、調理済みのものは放置せずに涼しいところに移動させて。

  →彩りと仕切り目的なら、ここは生野菜を避けて代わりに緑のバランやおかずカップを活用するのがおすすめです。

  ミニトマトはヘタの周りに雑菌が残りやすいので、ヘタをとって水洗いした後、ペーパーで拭き取ってお弁当に。

・保冷剤+保冷バッグで
・保冷剤は、お弁当箱の上に置く(冷気は上から下に動く)、いつもより1個多めに

→通勤通学はリュックで移動なさる方も多いと思います。外気温や直射日光だけでなく、背中の体温も加わってカバンの中は予想より熱くなりがち。
また、室内にエアコンが効いているとはいえ、お昼までお弁当をロッカーの中で保管する場合は風通しもあまりよくありません。保冷剤はいつもより1個多めに、そして保冷バッグを使うことで保冷剤のもちがよくなります。

<梅と大葉のたたみカツ>
(1人分、2個)梅干しの酸味と塩味でさっぱり味付け要らず
豚薄切り肉 4枚
梅干し 2個
大葉 2枚
薄力粉 少々
水溶き小麦粉 適量
パン粉 適量
サラダ油 大さじ2

①豚肉を広げ、中央に大葉を乗せる。その上に十字になるように豚肉をもう1枚乗せる
②叩いた梅肉を乗せて豚肉の両端をたたんで包む。その下の豚肉も中央に向かってたたみ、四角に成形する。これを2つつくる。
③軽く薄力粉をつけた後、水溶き小麦粉をからめ、パン粉をつける。
④フライパンに油を入れ、③を置く。弱めの中火で片面4分、返して3分、両面がきつね色になったら完成。成です。

 お弁当の傷みが気になる季節だからこそ、合わせて読みたい

コメントを残す

meal insightをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む