丸か四角か
お弁当箱を選ぶとき、私は主に、素材・サイズ(容量)・デザイン・食べやすさ・(作る際の)詰めやすさや洗いやすさ、メンテナンスしやすさを基準にしています。
今回は、お弁当箱の形について。大別すると丸か四角かの2つになります。その中でも代表的な形状を例に挙げながら、特徴を見ていこうと思います。お弁当箱選びの目安の1つになるとうれしいです。お弁当箱の種類【フタの形状編】も合わせてぜひごらんください。
丸形(円・楕円)

楕円(オーバル)
代表的なお弁当箱の形状の1つ。食べる際、角がつよくないので、角に入り込んだおかずもカトラリーですくいやすい。詰める時も、唐揚げや肉団子など丸くてごろっとした形の人おかずが壁面にフィットしやすく詰めやすい。円ほどカーブが強くないため、すきまをつくらずに盛り付けるのに融通が効く。また、また汚れも溜まりにくく、洗いやすいという良さもある。

円
放射線状やシンメトリな盛り付けがきれいに収まり、特にのっけ弁がよく映える。
楕円と同様に丸みのあるおかずも詰めやすいが、オーバルに比べて丸みの角度がつよめなので、お弁当の詰め始めにおかずが滑りやすかったり、他のおかずと並べた時にすきまが少し大きめになったり、サンドイッチなど角形のものを詰める時に少し工夫が必要になることも。
角形(四隅カーブ・直角・細長)

四隅カーブ
四角だがオーバルに近く、四隅にカーブがあることで、楕円同様さまざまな形のおかずが収まりやすくなっている。四角ながら甘めのデザインなので、かわいく盛り付けやすい。こちらも楕円同様、角がつよくないので、食べる時にすくいやすい。汚れも溜まりにくく、洗いやすいという良さもある。

直角
四隅の直角が鋭め。アルマイトなどの金属製や木製の指物に多い。きっちりした詰め方を魅せられるので、この形ならではのシャープでかっこいい盛り付けに仕上げられる。
角がシャープだと、ご飯粒のような小さい食品が角に入り込んだ時に、少し厚みのある樹脂製スプーンなどではですくいときがある。

細長
2段形弁当箱に多く、スリムでバッグの中でも邪魔にならない。順番に並べていくだけなので盛り付けに迷わないが、スリムになるほど容量確保のために深型になるので、おかずの高さを揃えるのに工夫が必要になることも。
食べる時、ご飯など箸を下まで入れて持ち上げるようにして食べるとき食品の動きのスペースがないのでこぼれやすくなり食べにくいこともある。
「高さと角度」と詰めやすさ
お弁当箱の形状お弁当を実際に詰める前にお弁当箱を手に取ることである程度わかります。
そしてもう2つ、購入前にチェックしたいのが、お弁当箱本体の高さと角度。(写真右を参照)。この2つのポイントが、お弁当の「詰めやすさ」に実はかなり関係があります。

・高さ
深さ、ともいえます。浅すぎると、唐揚げなど大きめのおかずの頭が飛び出てしまい、フタをしたときにつぶれてしまいます。でも高すぎる(深すぎる)のも、実は結構困りもの。小さめのおかずが沈んでしまい、フタとの間の隙間が大きくなることで、お弁当の中身全体がズレやすくなったりします。
個人的な好みで言うと、ごはんとおかずの組み合わせなら、高さは4cmまでが詰めやすいです。唐揚げとミニトマトの大きさが目安。
ちなみに、サンドイッチをお弁当箱に収めようと思うと、結構高さが必要になります。一般的な食パンは、13×11cm程度。これを半分に切ると、縦長の方でも横長の方でも、6cmは必要になります。のっけ弁やサンドイッチが多い方は、本体の高さ+フタの盛り上がり具合で全体の高さが、お弁当箱を購入する際の目安の1つなります。(一般的にドーム型、と言われるフタは、フラットではなく盛り上がりのある形状で、本体よりも上に空間をつくることができます)
・角度
四隅の角度については、前述の通り、少しカーブがあった方がいろいろなおかずがフィットしやすく、洗った際の汚れも残りにくいです。
でも、壁面と底面との角度(上部写真参照)は、丸みが強すぎると、おかずがもたれにくくなり、ごろっとした形のおかずから詰め始めようとすると、おかずが滑ってちょっと詰めにくいです。(その点からも、お弁当の詰め方の基本として、「お弁当はごはんから詰める」ことをおすすめしています)
また、おかずカップ、とくにシリコン製のものは、壁面と底面の角がゆるやかすぎるとぴったり収まりにくく、それがおかずのズレの原因になることも。
私個人の好みでは、壁面と底面との角度は直角に近く四隅にはカーブがあるのが、一番盛り付けしやすいです。
同じものを使い続ける
私は仕事も含め、これまで400個以上のお弁当箱を使ってきました。基本的な詰め方の手順が自分なりにあるので、初見でもある程度お弁当を詰められるものの、やはり使ったことのないお弁当箱でお弁当を詰めると、自分の思ったように詰めるには時間がかかります。
同じお弁当箱を使い続けると、おかずの大きさや量がだんだんわかるようになってきます。ごはんとおかずの配置も決まってきます。そうすると、迷わず詰められるようになり、自然と詰めるのも早くなっていきます。
お弁当の詰め方については、また別に解説しようと思います。