
野上優佳子(のがみゆかこ)
料理家、弁当コンサルタント。
ライターを経て、2011年「食・健康・地域」をキーワードに子どもたちが笑顔で暮らせる未来を目指し、株式会社ホオバル設立。
新聞、雑誌、TV、ラジオ、ウェブ、全国各地での講演やワークショップなど多岐に活動中。
『学童弁当 月~金の5日間×6週間、30日分のマラソンレシピ』(小学館)『楽しく作って毎日おいしい こどものおべんとう』など、著書多数。お弁当関連の商品開発やアドバイザーなども行う。
35年以上お弁当を作り続け、400個以上のお弁当箱を使用した経験に基づき、実際に日々仕事をしながらお弁当を作り続ける母としての目線から実用性と汎用性の高いレシピと洞察が好評を博している。
2女1男の母。1972年生まれ。青森県出身。
東京学芸大学教育学部国際文化教育課程日本研究卒業。
国立研究開発法人水産研究・教育機構「SH“U”N project(サスティナブルでヘルシーなうまい日本の魚プロジェクト)」外部レビュー委員、東京学芸大こども未来研究所 教育支援フェローなど。
お弁当と私
中学の時に給食がなくて、自分でお弁当をつくりはじめました。
それから3人の子どももでき、家族の分もつくるようになり、かれこれ35年以上つくり続けています。毎日欠かさず、ではないものの、平均して平日3日ぐらいはお弁当を作っていると思います。
手元にあるお弁当箱も気づけば3桁ほど集まってしまい、使ったことのあるお弁当箱は仕事も含めると、400種類ぐらいにはなると思います。
お弁当が何か特別なもののように「難しい」「めんどう」と言われたりしますが、私は家の普段の食事の中から、「時間がある程度経ってもおいしい」もので「お弁当箱の中に詰めやすいもの」を選んでいて、それは日常の食事の延長にあります。お弁当だけが、食事の中で特別なものでは決してありません。簡単で手軽で、味付けも凝らない。汁漏れしたりせず、おかずがずれない。これは、それぞれちょっとしたコツで簡単に実現できます。
そして、「お弁当」という食事形式を日常に取り入れることで、時間や悩みにしばられず、心を軽くし、生活の自由度を上げることにさえなる、と私は思っています。


弁当コンサルタントとは
ちょっとした発想の転換や工夫で、お弁当はもちろん、日常の食事の悩みから解放されることがたくさんあります。それをわかりやすく、楽しく伝えるのが私の仕事です。
お弁当は、つい中身(味付けとか、彩りとか、メニューとか)の話になりがちですが、どんなものが食べたいかで最適なお弁当箱との組み合わせがあります。
また、同じお弁当箱と食べ物でも、詰め方の工夫によってお弁当がよりおいしく持ち運べます。お弁当を生活の中に取り入れることで、食べ物や時間の無駄をなくし、生活時間の自由度を広げます。
中(レシピや作り方)も外(お弁当箱)も両方合わせてお弁当を考えることから「弁当コンサルタント」という肩書きを、ある編集者の人が名付けてくれたので、それをよく使っています。
その肩書きがなんだか長いなあと思う時は、「弁当家」と書きます。自分でつけました。これは結構気に入っています。
YUKAKO NOGAMI
As a bento expert, she has appeared several times in popular TV shows in Japan. Many written works regarding bento and home cooking are also available.
In her continuous 30-year experience in making bento, which started as early as in her junior high school days, the number of bento boxes used so far amounts to more than 400.
She is also engaged in planning and development of bento boxes which combine new design and concept that integrate with existing traditional techniques and life in Japan. As a mother of three children, she now makes bento every day.