新刊『楽しく作って毎日おいしい こどものおべんとう』(成美堂出版)
が発売になります。

お弁当は、日常の食事なので余分な飾りは要らず、食べる人が食べきってお弁当の時間が好きになること、作る人が嫌にならずつくるのを楽しめること、それでいいんじゃないかなと思います。
本をつくる前に、版元さんと編集者さんにお願いしたのは、「飾り切りやピックみたいなのも一切ナシで、女の子は赤やピンクやお花が好きよね、男の子は青色や車や虫でしょ、みたいな偏ったスタイリングはナシで、やらせてください」ということでした。
お弁当生活がお子さんにとって初めて、というときは、つくる親の方もお弁当作りが初めて、ということも結構多いです。
食べる子どもも、つくる大人も、最初につまづいて「なんかお弁当ってやだな」「つくるの大変だな」と思っちゃうと、なにせ毎日のことなので辛くなっちゃいますし、それが小学校の遠足や夏休みの学童、中学高校の通学、部活、塾弁、と実は結構続くお弁当の機会のたびにユウウツになったら、ほんと辛いです。
だから、この先もあるかもしれないお弁当作りの機会にも「ああ、はいはい、おべんとうね」と気軽につくれるスタートになれるような本になるといいです。
食べる人も作る人も、お弁当を楽しみに、好きになってもらえたらいいなと思います。
この本をつくるにあたって、編集者さんも、デザイナーさんも保育園に通う初めてのお子さんがいらっしゃるワーキングマザーで、私を日々サポートしてくれるアシスタントも一番下が保育園生の3人の子のママ。
彼女たちが毎日お弁当をつくることになっても、楽しく気軽につくれるような本にしよう!というのが私のゴールの1つでした。
我が家の子どもたちは3人皆、それぞれ毎日お弁当持参の園に通ったのですが、その当時を思い出しながらメニューをたくさん出してたくさん選んでギュッとまとめました。
おかずは全部、大人も子どももおいしいと思うもので、何か特別に味を変えたりしていません。子ども用に食べやすい大きさにする、ということだけです。
だから、量とサイズを変えて大人のお弁当にしていただいてもおいしいです。
また、おかずつくる暇がない時の一品弁当のページ、おすすめです。
撮影中、手のひらに乗るような小さい小さいお弁当箱にお弁当をつくるのは、本当に楽しかったです!!
『楽しく作って毎日おいしい こどものおべんとう』(成美堂出版)
