木曽檜材を使用した三方を300年作り続ける岩田三宝製作所が、国産ヒノキを素材に愛知の伝統工芸品尾張仏具の「三方」の技術を使用した生活用品シリーズのブランド「NUSA」をスタート。その第1弾がお弁当箱で、こちらの監修をさせていただきました。

デザインは、工芸デザイナーの島村卓実さん。
ヒノキは、軽さ、調湿性、抗菌性という特性から、古くから食具にも多用されている木材。
一方、神仏具や三宝を作る際に用いられる曲物の技術は、わっぱに通ずる技術でもあります。
この既存技術と素材に、現代の生活の中にマッチするデザインを組み合わせることで、廃れてしまう産業に新しい息吹が生まれるのって、素敵なことだなと思います。
被せ蓋部分にある小窓は、古くからの神仏具に使われている縁起物の形を生かしていて、アクセントとしてだけでなく、空気を通して蓋の開閉がしやすくする役目も果たしています。
本体には、付属の防水シール6色入り。ポップに色分けできる!
今後は、弁当箱をはじめとして、トレイ、ボウルや折り畳みスツール、テーブルなど多くのジャンルにわたって展開される予定です。
愛知の伝統工芸品「三方」の技術を用いたプロダクトブランド「NUSA」が設立https://www.axismag.jp/posts/2021/01/332213.html