美濃焼弁当箱【ieben】について

家でも弁当っていい(家でも弁当のススメ)。そう思っていて、デザイナーさんと窯元さんと一緒に、持ち運ばない、うつわとしての弁当箱を作りました。

家族と一緒に夕食が食べたいな、と思っても仕事で夕食までに帰れず、そんな時は「置き弁」を作っていきます。夕食をお弁当に詰めて冷蔵庫に置いておくわけです。2人、3人となると、重ねられない平皿だと場所をとって仕方がない。でもフタ付きのお弁当なら重ねられる。

フタを開けるときにちょっと楽しみだと思ってくれたらいいなあ、と思いながらいつもお弁当を詰めます。ラップよりも、少しは味気なさが軽減できるかなあと。一人で食べる寂しさも、少しでも和らいだらいいなあと。このお弁当箱は、そんな思いが出発点です。

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美濃焼で作られた磁器の弁当箱、ieben(イエベン)です。織部グリーン、黄瀬戸、ホワイトの3色。大と小の2サイズ。

手に持った感じや口当たりは、飯碗のそれと似ています。飽きが来ず、和洋中のどんな食べ物も美味しく見えるように、そして機能的であるようにとデザイナーさんが設計してくれました。そして、少し厚手で丈夫ながら重さは軽くするために、窯元さんが試行錯誤してくれて、これができました。忙しい毎日の中で使いやすいようにと、電子レンジや食洗機、オーブンが使用できる素材です。
うつわが食べ物を美味しく見せる。お弁当に詰めることでその価値が変わる(お弁当の魅力について)。その効果は確かにあるように思います。

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こんなふうに使えます。オンラインショッピング(芳泉窯ストア)で購入できます。もしよかったら、使ってみてください。その良さがじわじわきます。以上、宣伝でした。

投稿者: 野上優佳子_YUKAKO Nogami

料理家・弁当コンサルタントとして新聞、雑誌、TV、ラジオ、ウェブ、全国各地での講演など多メディアで活動中。「楽しく作って毎日おいしい こどものおべんとう」(成美堂出版)を始めお弁当などをテーマにしたレシピ本の著書(20冊以上)、レシピ本の企画制作、ワークショップ、弁当箱のプロダクト開発や商品アドバイザーなども行っている。 35年以上お弁当を作り続け、300個を超えるお弁当箱を使用した経験に基づき、実際に日々お弁当を作る目線からの、実用性と汎用性の高いレシピと洞察が好評を博している。私生活では2女1男の母。1972年生まれ。 Instagram(http://instagram.com/yukakonogamis/)ではお弁当を詰める様子やレシピの動画を日々更新中。 国立研究開発法人水産研究・教育機構「SH“U”N project(サスティナブルでヘルシーなうまい日本の魚プロジェクト)」外部レビュー委員。東京学芸大こども未来研究所 教育支援フェロー。東京学芸大学教育学部国際文化教育課程日本研究卒業。

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