【テレビ】NHKスタジオパークからこんにちは(2017/1/10放送)

本年もどうぞよろしくお願い致します。

1/10のNHK「スタジオパークからこんにちは」という生放送の番組の第2部に出演させていただきました。その日のゲストは俳優の瀬戸朝香さんでしたが、とてもお綺麗な方で、忙しい中でも、ご家族との時間をとても大切になさっている姿が垣間見られて、ますます感じ良い方でした。

さて今回出演させていただいたのは、お弁当についてのコツということで、いただいたお題は2つ。

・お弁当の盛り付け
・お弁当の定番おかずのアレンジ

でした。

・お弁当の盛り付けについて

子ども用の同じお弁当箱に、ほぼ同じ材料と作り方をしたおかずを詰めて比較しました。
お弁当の中身は、

焼き紅鮭、卵焼き、枝豆塩ゆで、オクラ入りハンバーグ、マカロニサラダ、海苔、ごはん

という内容です。

普通に盛り付けたもの(向かって右)と、こども用のアレンジ(左)を並べてみました。

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これを子ども向けにほぼ同じ材料と作り方をしたおかずをアレンジして詰めました。違いは、

 ・紅鮭をほぐし、枝豆をさやから出してごはんに混ぜる
 ・ハンバーグを切った断面が見えるように詰める
 ・マカロニサラダのマカロニを、3色のアルファベットのマカロニに変更
 ・海苔を、ご飯の上に敷かずに卵焼きに巻き込んだ

というところです。魚はほぐして入れると子どもは食べやすく、お豆もまだお箸が苦手な子にはごはんに混ぜると食べやすくなります。彩りも鮮やかに。海苔も、ごはんにそのまま乗せておいたままのものは、結構ちぎれにくくて食べにくいことがあります。卵焼きは、熱がある間にラップに包み、その上から竹串を5本周りに置いてくぼみを作り、花形にしてみました。

ほかにも、おにぎりにしてみたり、三色丼風にしたり。(三色丼のコーンは、マカロニサラダに入れたものを活用しています)

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忙しい朝に飾り切りしたり型抜きするのも、結構時間がかかりますし、野菜の切れ端が出ると片付けも面倒で、捨てたりしたら食べ物がもったいないです。断面に特徴があるおかずや野菜(オクラやレンコン、ズッキーニなど)の断面が見えるように盛り付けるとか。同じお弁当箱と同じ内容でも、ちょっとしたことで意外と見た目に変化がつけられます。

・定番のおかずをアレンジする

今回使ったのは、ひじき煮ときんぴらです。どちらも、一度にたくさん作りがちですし、たくさん作った方が美味しくできるおかずです。そしてお弁当のおかずに最高の甘辛味。スタジオでガスコンロだけの調理器具で短時間に作れるもの、という条件があったので、2つ合わせて10分程度で作れるアレンジレシピを実演させていただきました。

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まずは、きんぴらから。

・きんぴら入りのお揚げ焼
材料:2個分
 きんぴら(1/2カップ程度)、
油揚げ(1枚)、鶏ひき肉(80g)、
ねぎの白い部分(1/4本)、
しょうが(少々)、
酒(小さじ1)、
醤油(小さじ1)

作り方
1. 油揚げは半分に切って、袋状にする。ねぎとしょうがはみじん切り。
2. ボウルに鶏ひき肉、ねぎ、しょうがを入れてよくこねる。
きんぴらを加え、塩と酒で下味をつける。
3. 油揚げの中に2を詰め、平らにならす。口を楊枝でとめる。
4. フライパンに3を並べて火にかける。
中火でフタをして焼いて、焼き色がつくまで2分程度焼いたらひっくり返す。
さらに2〜3分焼き、両面に焼き色をしっかりつける。
酒(または水、分量外:大さじ4程度)を加えて蒸し焼きにする。
汁気が飛んで中心まで完全に火が通ったら完成。

※きんぴらを粗みじん切りにして加えると、より混ぜやすく、詰めやすくなる。
※油揚げに詰めた後、平らにならすと火通り良く、加熱ムラも出にくい。

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これを焼いている間に、ひじきのアレンジメニューが作れます。

・ひじきの五目ちらし風
材料:2人分
ひじきの煮物(1/2カップ程度)、
酢飯(茶碗2杯分)、
錦糸卵(1個分)、
塩茹で絹さや(3〜4枚)、
いくら(お好みの量)

作り方
1. 酢飯にひじきの煮物を混ぜる。
2. 卵を割りほぐして、砂糖と塩少々(分量外)で味付けして薄焼きする。
粗熱が取れたら千切りにして錦糸卵を作る。
絹さやは筋を取って塩茹でし、水気を拭き取って千切りに。
3. 1をご飯に盛り付け、その上に2とイクラを飾る。

※ひじきの煮物に汁気が多い時は、汁気をよく切ってから酢飯に混ぜること。fullsizeoutput_168c

投稿者: 野上優佳子_YUKAKO Nogami

料理家・弁当コンサルタントとして新聞、雑誌、TV、ラジオ、ウェブ、全国各地での講演など多メディアで活動中。「楽しく作って毎日おいしい こどものおべんとう」(成美堂出版)を始めお弁当などをテーマにしたレシピ本の著書(20冊以上)、レシピ本の企画制作、ワークショップ、弁当箱のプロダクト開発や商品アドバイザーなども行っている。 35年以上お弁当を作り続け、300個を超えるお弁当箱を使用した経験に基づき、実際に日々お弁当を作る目線からの、実用性と汎用性の高いレシピと洞察が好評を博している。私生活では2女1男の母。1972年生まれ。 Instagram(http://instagram.com/yukakonogamis/)ではお弁当を詰める様子やレシピの動画を日々更新中。 国立研究開発法人水産研究・教育機構「SH“U”N project(サスティナブルでヘルシーなうまい日本の魚プロジェクト)」外部レビュー委員。東京学芸大こども未来研究所 教育支援フェロー。東京学芸大学教育学部国際文化教育課程日本研究卒業。

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