日記

アメリカの公立小学校の給食見学

ポートランド滞在中に、公立小学校の給食見学に行って来ました。友人がポートランド州立大学でスクールランチの研究をしている縁で、市内でもスクールランチに積極的な取り組みをしているというリッチモンド小学校に行くことができました。

この小学校は半日は英語、半日は日本語で授業が行われるそうです。だから表玄関に掲げられた学校の名前も、アルファベットとカタカナ漢字が併記されていました。公立小学校というのですから、なかなか珍しいですね。

到着した時は、ちょうど低学年のランチタイムが始まったあたり。ずらりと子どもたちのランチバッグが並んでいました。

ランチは、自分でお弁当をもってきてもよし、学校が用意したものを購入して食べても良し。こちらの学校を見ると、低学年高学年ともに、自分でお弁当を持ってきているお子さんが多かったです。

スナックや野菜、フルーツというお弁当もあれば、海苔巻きやおにぎらず、というメニューもあり。

お弁当を持ってこない場合は、学校で用意されたものを食べることもできます。その場合は別途有料で、利用する児童の家庭が個別に支払い。1食当たりの金額が決まっているので(保護者負担は2.50ドル程度。学校給食については公的な費用助成が学校にあるそうです)利用回数分を支払います。

こちらの学校は、調理設備が学校内にあって自校調理で、温かい料理が提供されています。印象的だったのは、サラダバーの野菜と果物がとても新鮮でおいしかったこと。地元の農家さんから直接入手しているそうです。野菜と果物は好きな分だけ取って良い、取り放題でしたよ。

私はチキンのミートボールと玄米を選びました。メインディッシュを食べない場合は、ヨーグルトやシリアルなどを代わりに選べるそうです。

十数年振りにアメリカの公立小学校のランチの様子を取材しました。実際に見て食べて思ったのは、地域による差はかなりあると思いますが、学校が提供するランチの質は、格段に上がったように思いました。以前見学した時も、保護者が払う金額は今と同じ2.5ドル程度でしたが、野菜も少なく、質もとても悪かった。学校によって、もちろん現在もばらつきがかなりあるそうですが、少しずつながら子どもの昼食への関心は、確かに変化しているような気がします。

そしてもう1つ。日本の学校給食は、提供される全部の種類の料理を、全員に同じように盛り付けます。それを写真におさめると、バランスの良さがよくわかる。でも、実際にそれを全部食べていない子どももたくさんいる。アメリカでは、子どもが好きなものを選んでトレイに並べます。たとえ野菜が豊富に提供されていても、取るか取らないかは個人に委ねられます。それを写真に撮ると、個人の好みに偏った、まるでバランスが悪いことを強調するかのような食事になることもしばしば。瞬間的に切り取られた情報では、実態はとてもわかりづらいと改めて実感しました。

ちなみに他の小学校では、週に一度、希望者が注文できる、地元のレストランによるケータリングサービスもあるそうですよ。実際に学校給食のケータリングサービスをやっているお店も取材させてもらいましたが、この日はミートソース。なかなかおいしそう。本当はここパセリをふりたいんだけど、子どもたちの残食率を上げないため、あえてナシにしているそうです。味見させていただきましたが、数時間野菜と肉がしっかり煮込まれた手作りのミートソース、とてもおいしかったです。

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