ミニトマトはお弁当の救世主

20131207

【今日のお弁当】ちくわの磯辺揚げ、さつまいもの甘露煮、レンコンとニンジンのきんぴら、ブロッコリー、ミニトマト、リンゴのレモン煮、ごはん

ミニトマトというものは、大変優れた食材だといつも思います。特にお弁当において。かつて住んでいた家のそばの八百屋さんは、運動会や遠足の前日には夕方前にミニトマトが売り切れでした。

おそらく、加工品以外で、この食材ほど手抜きで(ヘタを取って洗ってふいて詰めるだけ)、発色よく(コレだけきれいな赤色の食材は少なく)、型くずれしないので詰めやすく、かさが結構あるので単品なのに結構スペースを埋めてくれて、罪悪感を全く感じない(野菜で体に良い、という安心感抜群)、という長所ぞろいのものは他に見つけづらい。

ミニトマトがいつから普及したのか。ちなみに私の手元にある一番古いお弁当のレシピ本は初版昭和40年のものですが、その中にはミニトマトは1つも登場しません。一説には昭和50年代になってから急速に普及したそうで、それまでお弁当の真っ赤な色と言えば、しょっぱい梅干しか紅ショウガ、はたまた着色ウィンナーかカニかまぼこ、そうでなければウサギのリンゴかいちご。ミニトマトがお弁当食材としてこれほどまでに支持されているのは、大いにうなづけます。ミニトマト、我が家の子どもたちも大好物。本当においしいですね。

投稿者: 野上優佳子_YUKAKO Nogami

料理家・弁当コンサルタントとして新聞、雑誌、TV、ラジオ、ウェブ、全国各地での講演など多メディアで活動中。「楽しく作って毎日おいしい こどものおべんとう」(成美堂出版)を始めお弁当などをテーマにしたレシピ本の著書(20冊以上)、レシピ本の企画制作、ワークショップ、弁当箱のプロダクト開発や商品アドバイザーなども行っている。 35年以上お弁当を作り続け、300個を超えるお弁当箱を使用した経験に基づき、実際に日々お弁当を作る目線からの、実用性と汎用性の高いレシピと洞察が好評を博している。私生活では2女1男の母。1972年生まれ。 Instagram(http://instagram.com/yukakonogamis/)ではお弁当を詰める様子やレシピの動画を日々更新中。 国立研究開発法人水産研究・教育機構「SH“U”N project(サスティナブルでヘルシーなうまい日本の魚プロジェクト)」外部レビュー委員。東京学芸大こども未来研究所 教育支援フェロー。東京学芸大学教育学部国際文化教育課程日本研究卒業。

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