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食中毒にご注意

ガツンとやってきた猛暑連日。
7月になって10日だが、食中毒のニュースもあちらこちらで聞く。
ピックアップしてみると、原因はいろいろ。暑くなって食べ物が傷みやすくなったから、という単純な話でもない。

■保育園児12人給食でヒスタミン食中毒 鳥栖市(7/10)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2504961.article.html
園児は全員回復。白身魚のホイル焼きから食中毒の原因物質のヒスタミンが検出。
ヒスタミンは鮮度の低下した魚やその加工品で増加する。

■授業でひょうたん食べ児童17人がおう吐・腹痛(7/5)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130704/t10015804921000.html
児童の症状は回復。児童が食べたひょうたんは、食用ではない「千成(せんなり)ひょうたん」で、おう吐や下痢などの症状を引き起こす「ククルビタシン」が多く含まれているそう。

■大和郡山の鳥料理店でカンピロバクター食中毒(7/3) 
http://mainichi.jp/area/nara/news/20130703ddlk29040523000c.html
大和郡山市紺屋町の鳥料理店を利用した客5人が腹痛や下痢などを訴え、うち2人から食中毒菌カンピロバクターを検出したと発表。5人は軽症で、快方に向かっている。

■コバイケイソウ食べ4人が食中毒(7/3)
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20130702052291.html
食用のオオバギボウシ(ウルイ)と誤って採取。翌1日におひたしにして食べたところ、嘔吐などの症状が出た。コバイケイソウとオオバギボウシは、葉の生え方や形状が似ているという。4人は快方に向かっている。

その一方でこんなニュースも。
■ノロ捕まえる腸内細菌発見…北大などのチーム(7/1)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130629-OYT1T00048.htm
食中毒の原因となる「ノロウイルス」を大量にくっつけて除去する腸内細菌が見つかったと、北海道大などの研究チームが28日、発表。人の腸内でよくみられる菌で、ノロウイルスに感染した時に症状を軽くしている可能性がある。「菌の毒性など不明な点も多いため、治療などに使えるかはさらに研究が必要だ」とのこと。

なにはともあれ、食中毒にならないに越したことはない。
気をつけなくちゃ。

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