2012年12月17日のお弁当

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<今日のお弁当>
茄子とピーマンの甘味噌炒め、のり巻き卵焼き、大根とにんじんとさつま揚げの煮物、豚肉の塩焼き大葉風味、ごはん

大根は古くから日本で食用されている。日本最初の『古事記』にも登場する。古くは「おおね」と読んだが、音読になり「だいこん」になった。女性は大根に例えられて、あまり良い気はしない。
白くて太いから、足の太いのを「大根足」という。

古事記では仁徳天皇が
「つぎねふ 山背女の小鍬持ち 打ちし大根(おほね)
根白の白腕纏かずけばこそ 知らずとも言はめ」

と詠んでいる。自分の妻である皇后を詠ったのもので、その腕大根のように白い腕で絡み合った中ですよね、と色っぽい話をしている。

この時代の大根は、今よりずっと細かったそうなのでたいそうな褒め言葉になっただろうが、今そんなことと言ったら「あなたの二の腕って大根並みの太さですね」と言われたんじゃないかと、女性にむっとされるかもしれない。

投稿者: 野上優佳子_YUKAKO Nogami

料理家・弁当コンサルタントとして新聞、雑誌、TV、ラジオ、ウェブ、全国各地での講演など多メディアで活動中。「楽しく作って毎日おいしい こどものおべんとう」(成美堂出版)を始めお弁当などをテーマにしたレシピ本の著書(20冊以上)、レシピ本の企画制作、ワークショップ、弁当箱のプロダクト開発や商品アドバイザーなども行っている。 35年以上お弁当を作り続け、300個を超えるお弁当箱を使用した経験に基づき、実際に日々お弁当を作る目線からの、実用性と汎用性の高いレシピと洞察が好評を博している。私生活では2女1男の母。1972年生まれ。 Instagram(http://instagram.com/yukakonogamis/)ではお弁当を詰める様子やレシピの動画を日々更新中。 国立研究開発法人水産研究・教育機構「SH“U”N project(サスティナブルでヘルシーなうまい日本の魚プロジェクト)」外部レビュー委員。東京学芸大こども未来研究所 教育支援フェロー。東京学芸大学教育学部国際文化教育課程日本研究卒業。

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