日本の郷土料理を連載させていただいている、あんしん財団『あんしんLife』の12月号が届きました。
今月は富山県。ブリ大根と、「かっちり」という名の小芋料理をご紹介しています。
氷見ぶり、というブランド名を持つ富山の寒ブリは、「鰤起し」なる強い寒風が漁の幕開けを告げるそうで、
今年は11月20日が初水揚げ。
「かっちり」は小芋を皮ごと煮っころがしにしたようなもの。利賀村の越冬料理がルーツとか。
漬け物や乾物しかり、市に流通しない屑野菜と言われるような小ぶりのものをおいしく食べる知恵しかり、
冬が厳しく新鮮な野菜が見込めない地域では、越冬料理が発達します。