10年以上に渡り1万4500人以上の男性医師を対象に行われた研究では、
毎日マルチビタミンを摂取しても心筋梗塞と脳卒中のリスクが低下せず、同研究に基づく別の報告では、がんのリスクはわずかに低下した、
との調査結果。
米国では国民の半分以上が定期的にビタミンやサプリメントを摂取し、3分の1の人は毎日マルチビタミンを飲んでいるそうだが、
論文執筆に参加した教授によれば、
心臓に良い食事と運動に代われるものはない
とした上で、「注目すべきことの1つは、これらの医師は非常に健康だったということだ」と述べるとともに、
「彼らの多くは運動をし、とても良い食事をしている。このためマルチビタミンの効果があったかどうかを測定するのが難しかった」とのこと。
当然と言えば当然だが、普段どう生活しているか、が健康維持の鍵で、健康に手っ取り早い方法などないのだろう。